ソラナに拠点を置くNFTプラットフォームSolSeaは7月5日、コカ・コーラのセルビア部門Coca-Cola Srbijaと提携したと発表した。
SolSeaによると、この提携では、コカ・コーラ・セルビアブランドの非可溶性トークン(NFT)に加え、商品も提供される。
両社は、毎年7月の第1週にセルビアのノビサドで開催される夏の音楽フェスティバル、EXITフェスティバルとの提携により、NFTとグッズを提供する。2023年のフェスティバルは7月6日から7月9日まで開催される。
SolSeaはまた、NFTのマーケットALL.ARTからの投稿を認め、このオファーについてより詳しく説明した。ALL.ARTによると、このオファーには「マジックミラー」と呼ばれるフェスティバルのインスタレーションが含まれており、参加者にランダムな商品を着せ、リアルタイムで3D表示するという。マジックミラーのインスタレーションでは、携帯端末でQRコードをスキャンすることで、参加者が自分の写真を撮ることができる。
VIP会員に提供される100着の限定パーカーも含まれ、NFTとペアになっている。また、半袖やノースリーブのシャツも含まれているが、オールアートの発表では、これらのアイテムがNFTと関連していることは示されていない。
コカ・コーラ、NFTに大きく関与
今回のオファーは、コカ・コーラのセルビア部門に限定されている。しかし、コカ・コーラは過去にも様々なNFTプロジェクトに関与している。
OpenSeaの記録によると、これらのNFTはイーサリアム(ETH)上に存在する。また、2022年のこの日を記念して、ポリゴン(MATIC)でチャリティNFTの第2弾を販売した。
同じく2022年、コカ・コーラはプライド月間NFTをチャリティで提供し、中東部門はCrypto.comとの提携でFIFAワールドカップ・カタールNFTを提供した。
マーベル、スターバックス、ポルシェなど他の大手ブランドもNFTとの提携を始めている。企業によるNFTの提供を「現金の強奪」と批判する人もいるが、一部の販売はチャリティのための資金を調達し、暗号アーティストやクリエイターに機会を提供している。